2020年3月26日木曜日

待っててねスペイン

こんばんは。イスパニカの本橋です。

4時間ほど前に、小池東京都知事から、「週末の外出自粛要請」が出されました。

イスパニカでは、3月のはじめからスクール事業を休講にしてきました。いろいろな考え方があるとは思いますが、不安がある中で生徒さんに「来てください」と言えない、というのが判断の基準でした。

国内や都内で感染が爆発的に広がるという様子もなかったため、今週から、受講生の皆さんにご意見をうかがいつつ、一部のクラスを再開してきました。28日の土曜日は、人数の点からもいつものクラスだと換気に不安があるというご意見をいただき、あえて広い貸会議室を借りて、クラスを行う予定でいました。

そこへ来て、この外出自粛要請です。

全然へっちゃらとは言えません。決して小社に余裕があるわけでもありません。

しかし私は、この1ヶ月ほど、自分にとって何が大切かということと、私には何ができるかということを考えてきました。



私が今の仕事をしているのは、スペインが好きだからです。もちろん、ラテンアメリカの国々もそれぞれに魅力的ですが、学生のときに初めて訪れたスペインに魅了され、この国の言葉、文化、人々のことをもっと知りたいと思ったことが、今につながっています。

そして、私にとって大切なことはそれであり、私にできることは、これまでしてきたことと同じ、この国の魅力を1人でも多くの人に伝えること。

奇しくも外出自粛要請となってしまったこの週末から、私たちは「いつかきっと行くから待っててねスペイン!」キャンペーンを行います。スペインへ行きたいという人の気持ちをつなぎとめることで、今、苦境に立たされているスペインを応援したいと思います。

2020年8月末日まで、通信添削・通学スクールともに、入会金を無料にします。特に、いつかスペインに行く日のために言葉を学んでおこうという気持ちがあれば、それを全力で応援したく、通信添削の「はじめてのスペイン語」コースお申込みの方に、イスパニカ編『今すぐ役立つスペイン語の日常基本単語集』(ナツメ社)をプレゼントします。そのほかの通信添削コースを受講される方には、イスパニカオリジナル「日西対照・文法用語のミニチャート」を差し上げます。

小社の受講をしていただかなくてもかまいません。

日本にいながら、そして家にいながらにして、スペインを応援したいという気持ちのある方に、スペイン語の本を買うことをおすすめしたいと思います。

どんな本を読んだらいいかわからないという方に、スペイン大使館商務部が行っているNew Spanish Booksのサイトをご紹介します。
http://www.newspanishbooks.jp/

New Spanish Books(NSB)は、1冊でも多くのスペインの本が日本語翻訳で出版されるよう、日本で出版にかかわる人たちに、スペインの書籍をご紹介するサイトです。毎年、情報が更新されています。どんな本を読んだらいいか分からない、という方はぜひこの「おすすめ書籍」を眺めてみてください。既に日本語訳が出ているものもありますので、日本語版の書籍を探して読んでみるのもよいと思います。

原書を購入したい方には、セルバンテス文化センター内にも店舗(セルバンテス書店)のあるインタースペインにぜひご相談ください。
絵本や児童書であれば、ネット書店の、ミランフ洋書店も。NSBに取り上げられていない子どもの本もたくさん見つかります。
https://www.miranfu.com/

本当は今年、イスパニカで初めてのスペインツアーを何回か企画する予定でした。もしかしたら、それは叶わないかもしれません。でも、スペインはきっと待っていてくれます。スペインも、私たちも、この危機を乗り越えられると信じています。

#待っててスペイン
#EspérameEspaña