2017年2月5日日曜日

別れと出会いと、出会いと別れ-「井戸光子さんを偲ぶ会」

昨日、イスパニカの創業者であり前社長である、
井戸を偲ぶ会が行われました。

きれいなお花と、井戸の手がけた数々の書籍、
おいしい料理とお酒、
そして、多くの、愛にあふれた参加者の方々。

写真を撮るタイミングをすっかり逸してしまいました。
カメラ、持っていけばよかったか…。
紹介スライドの最後で使ってもらった写真の頃は、
一眼レフにどハマリしていたのですが。



会社の取締役が、前代の社長のことを、
「素晴らしい人だった」「すごい人だった」と書くのは、
なんともおかしいことだと分かってはいますが、
そうとしか書けない人だったと思います。

40歳を過ぎてからスペイン語をはじめ、
スペインのことを伝えたい、と思う一心で、
新聞をとりよせ、翻訳し、編集し、校正し、
正確かつ読みやすい、商品として価値のある紙面に仕立てて、
読者の手元に届けた。

参加者の方々から、彼女のしてきたことを聞くと、
「できない」とか、「したいけど時間がない」とか、
「お金があればやるけど」とか言うことが、
この上なく恥ずかしいことだと思わされます。

偲ぶ会で、私は、別れてしまった井戸さんに、
何度もまた出会うことができました。
そして、井戸さんが出会わせてくれた愛ある方々に、
いろんなお話を聞かせていただくことができました。
これまでのことも、これからのことも。

出会いと別れを繰り返して、私も、イスパニカも、
長く、遠くへ、歩んでいきたいと思う、そんな会でした。

何から何まで準備、手配をしてくださった宇野先生、
イスパJPの紀子さん、ありがとうございました。