2017年1月31日火曜日

より正しく明確なスペイン語を使えるように(文法の話)

現在、とある企業でスペイン語の研修をさせていただいています。

主にネイティブ講師が行う日常会話習得のカリキュラムと、
主に日本人講師が行う文法ベースのカリキュラムを提示し、
文法ベースのカリキュラムを選んでいただきました。

3ヶ月で一通りの文法を学んでいただくという強行スケジュールですが、
使用しているテキストはこちら。


刊行から10年を経ていますが、今もなお、
Amazonの「スペイン語・ポルトガル語の文法・語法」カテゴリーで
第1位となっている書籍です。
(2017年1月31日現在)



文法を教え込むのか、
コミュニケーションを重視するのか、
というのは、語学教育で常に議論されるところですが、
このテキストは、「日本人が独学でスペイン語の文法を学ぶ」
という目的を明確にして書かれています。

初学者がスペイン語を学ぶ場合はもちろん、
海外赴任で何となくスペイン語を話せるようになった、
ネイティブ講師とのレッスンを重ねて会話はできるようになった、
という方が、もう一歩、
より正しく明確なスペイン語を使えるようになるために、
手元に置いて参照していただくのに最適です。

もちろん、研修ではこのテキストだけでは足りないので、
オリジナルのドリルや、他のテキストの練習問題も使います。

レッスンは日々、試行錯誤と改善の繰り返しですが、
講師の手ではなく、学習者の手を動かす、
つまり、受講生になるべく多くのスペイン語を書かせることが必要、
というのを、ここ数日痛感しているところ…。

この話はまたいずれ。