2016年11月15日火曜日

イスパニカの「通訳基礎」クラス

別の講座を受講されている生徒さんから、
通訳クラスの「基礎」と「初級」の違いを質問されて、
書いた回答がずいぶん長くなってしまいました。
一部、転載します。
「通訳」についてご興味ある方の参考になれば。


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現在の「基礎」クラスと「初級」クラスについては、
下記のようにお考えいただければと思います。

基礎クラスは、「通訳」というものに興味のある方、
すべてにご受講いただきたい講座です。
講義の中では、「外国語を使うということ」と
「通訳という作業をするということ」の違いから、
通訳の種類、必要とされる技術、心構えなども解説されます。

いちばん重きを置いているのは、自学の手法をお伝えすることです。
通訳の仕事は、「ここまで勉強したからもう大丈夫」という保証は何もなく、
つねに自己研鑽が要求される職業です。
通訳として仕事をするためにどんな勉強をしたらよいか、
ということはもちろん、それだけではなく、
現在、プロとしてお仕事されている通訳の方々が、
どのように勉強を続けているかということも合わせて、
お伝えできるような講義を行っています。

初級クラスは、上記の基礎を学習されたことを前提として、
実践通訳を行っています。
各回でテーマを設けて予習(準備)をしてきていただいて、
当日は音源を流しながら逐次通訳をしていくことが多いです。

なんだか、長くなってしまってすみません。
外国語を外国語のまま理解している方にとっては、
「意味は分かっているんだけど、日本語にならない!」
というもどかしさがあると思います。
逆に、日本語に置き換えることで理解ができたと考える方には、
通訳という仕事や職業を目指す方ではなくても、
話す・聞くの訓練としては、(厳しすぎるくらいに(笑))役立つと思います。

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(※イスパニカはスペイン語スクールですので、他の言語の通訳基礎クラスはありません。)

☆通訳基礎クラス、来年1月開講予定です。
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tameike@hispanica.org