2018年6月25日月曜日

『中南米経済速報』1266号、配信しました

本日配信の『中南米経済速報』、見出しと記事の冒頭はこちら。

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■アルゼンチン: 格付けがエマージング市場に復帰
   *銀行は耐えた
■アルゼンチン: 第1四半期は3.6%成長したものの
■アルゼンチン: パタゴニア地下の炭化水素開発
■アルゼンチン: PPP方式の初の入札が成功


■チリ: インフラ整備には1745億ドルが必要
■メキシコ: 大統領が食料自給策を欺瞞と断定
■キューバ: イタリアとパスタ製麺会社を設立
   *議長が外国投資獲得を要請
■エクアドル: マナビー製油所建設に3社が関心
■コロンビア: デノミ法案が下院を通過
■ガイアナ: 湾岸油田で新規石油埋蔵を確認
■パラグアイ: 投資透明化のための地図を作成
■コスタリカ: 国際再生可能エネルギー機関に加盟
■メルコスール: 貿易交渉相手は、中国、日本、カナダ

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■アルゼンチン: 格付けがエマージング市場に復帰
  20日にMSCI(Morgan Stanley Capital Internacional)が、アルゼンチンを「エマージング市場」扱いに復帰させた。2009年以来の復活ということで、翌日にはアルゼンチン銀行協会、ブエノスアイレス証券取引所、アルゼンチン商業会議所連業界、アルゼンチン建……

■アルゼンチン: 第1四半期は3.6%成長したものの
  アルゼンチンのGDPはQ1(第1四半期)に前年同期比3.6%成長を果たした。ポジティブな結果ではあるが、4月末に始まった金融不安定と厳しい財政調整政策のなかでこのペースが維持されるかは不確かである。19日のIndec(国立統計調査院)発表によると、Q1のGDP……

■アルゼンチン: パタゴニア地下の炭化水素開発
  アルゼンチン政府が経営支配する準国営石油会社のYPFが17日に、Patagonia地方南部に位置するCerro Manrique地下の炭化水素資源探査契約に署名した。Río Negro州政府コミュニケによると、Alberto Weretilneck知事がYPFとの契約書に署名したという。州政府……

■アルゼンチン: PPP方式の初の入札が成功
  PPP(官民協働)方式による公共事業の、初めてのケースが確定した。政府は18日、PPP方式における道路整備事業の入札結果を発表し、5つのコンソーシアムの参加が決定された。総額80億ドルの事業で、コンソーシアムのひとつはスペインのCopasaが筆頭になっ……

■チリ: インフラ整備には1745億ドルが必要
  20日にCChC(チリ建設業会議所)が発表した報告書が、チリにとってインフラストラクチャの不備を補完するためには2018-27年に1745億500万ドルの投資を必要とすると訴えている。CChCによると、チリのインフラは「大幅赤字」の状態で、整備が必要である。必要……

■メキシコ: 大統領が食料自給策を欺瞞と断定
  エンリケ・ペーニャ・ニエト大統領は21日、左派勢力を代表する次期大統領候補Andrés Manuel López Obrador元メキシコ市長が政策として掲げている「食料の自給自足」について、「欺瞞である」と断定した。新興左翼勢力Morena(国民再生運動)の党首で7月1日……

■キューバ: イタリアとパスタ製麺会社を設立
  21日にハバナ市で、キューバとイタリアが、生パスタを生産および販売する合弁会社“Comital”を設立した。キューバの食品会社Coralsaとの署名を行なった後、イタリア同業のTecal Pro Srl.社長のElizabeta Polaは、新企業ではキューバ市場にラザニア、カネロ……

■エクアドル: マナビー製油所建設に3社が関心
  来月中にも実施業者を選定するための入札が行われるManabí製油所の建設に、3つのコンソーシアムが非常に強い関心を抱いていることを、Pablo Campana貿易相が21日に明らかにした。3つのコンソーシアムとは、CNPC(中国石油天然気集団)と、インドのONGC, In……

■コロンビア: デノミ法案が下院を通過
  20日に下院で、現在のコロンビア通貨単位を1000分の1に切り下げることを定めた法案が採択された。これは今年4月11日に政府から提出されていたもの。大蔵公債相Mauricio Cárdenasはこのデノミネーションの意義について、「数えやすさ」と「持ち運びの容易……

■ガイアナ: 湾岸油田で新規石油埋蔵を確認
  米国系の石油メジャー最大手ExxonMobilは21日、ガイアナ沿岸の鉱区で石油の埋蔵を確認したと発表した。メディアを通じて伝えられた内容によると、今回の発見は“Longtail-1”と呼ばれる坑井からで、これ以前に発見されている“Turbot”油田において確認され……

■パラグアイ: 投資透明化のための地図を作成
  22日、大蔵省とBID(米州開発銀行)が、デジタル・ツールとしての『パラグアイ投資マップ』を発表した。これを見れば市民は、パラグアイで行われる投資プロジェクトをウェブ上で確認することができる。アプリケーションのリリースに当たってLea Giménez蔵……

■コスタリカ: 国際再生可能エネルギー機関に加盟
  18日、コスタリカが158ヶ国によって構成されるIRENA(国際再生可能エネルギー機関)のメンバーとなった。同機関は再生可能エネルギーの普及及び持続可能な利用の促進を目的に、2011年に正式に発足した。本部はアラブ首長国連合のアブダビ市。コスタリカは総……

■メルコスール: 貿易交渉相手は、中国、日本、カナダ
  Mercosur(南米共同市場)の輪番制議長国がパラグアイからウルグアイに代わったところで、アルゼンチンのマウリシオ・マクリ大統領がブエノスアイレスにてウルグアイ大使館の新築開所式に出席し、タバレー・バスケス大統領と会合した。両国にブラジルとパラ……

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