2017年1月11日水曜日

メールマガジンのご案内

イスパニカは月に2回、メールマガジンを配信しています。
配信は、原則第2、第4金曜日で、
2017年最初の配信は、明後日13日の予定です。


(13日の金曜日だ、と思われた方、
スペインで不吉だとされるのは火曜日なんですよ~。)

新規開講クラスのご案内やミニ・エッセイ、
おすすめテキストの紹介など内容充実。

ミニ・エッセイは「忘れられないスペイン語」をテーマに、
イスパニカにかかわる人達にエピソードを紹介してもらっています。

講師の先生方などにもご執筆いただいていますが、
これまでのものから1本、本橋が代筆したものをご紹介します。

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「忘れられないスペイン語」第3回は、
NPO法人イスパJPで、事務局長をしている白井の体験です。

彼女は以前、スペインのとある州政府の日本事務局で仕事をしていました。
その日は、スペイン人の上司と遅くまで残って、
翌日に使うセミナーの資料を用意していたそうです。
普段の仕事の会話はスペイン語でしたが、
セミナーは日本人向けで、資料も日本語。

その資料には地図が掲載されていて、
スペインを中心に、南側には地中海やアフリカが含まれていました。

さて、資料の中身を整えて上司に見せると、
彼が地図を指さして、
"Quita África.(アフリカを消しなさい。)"
と言います。

まだ今ほどパソコンでの画像加工が容易ではなかったころです。
白井はハサミとのりを使って、アフリカの地図を削除したそうです。

そして、再び上司に見せると、彼は
「どうしてアフリカを消したんだ!?」
と言います。

だってそう指示したじゃないですか、と言うと、その上司、
「私は"北アフリカ"と言ったんだ。」
と。

「北」が、“Quita”つまり quitar(消す)の命令形に聞こえたという、
思ってもみなかった2つの単語の一致に、
二人は大笑いしたそうです。

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