2016年11月29日火曜日

書籍:キューバ音楽を歩く旅

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブをご覧になった方も多いともいますが、キューバ音楽本当にかっこいいです。おじいさんたちがかっこよすぎます。

そして、そんなキューバ音楽を堪能するための書籍がこちらです。


著者:さかぐちとおる 発行:彩流社
判型:A5判  200頁  定価:2000+

キューバほど文化が混じり合った国は珍しいと思います。
植民地時代のスペインの影響、地域的に近いアメリカの影響、もともとのカリブ海の地域性、アフリカンカルチャー、冷戦時代のロシアなどの文化も混じり合い、独特の文化が成立しています。

音楽についても同様に、様々なルーツを持つ音楽が混じり合い独特の進化を遂げています。著者はキューバ各地に流れる音楽を歩いて巡ります。さまざなキューバ音楽の特徴や楽しみ方、楽器の解説から、著者のキューバ音楽に対するあふれんばかりの愛情と熱意、知識と敬意が伝わってきます。

観光に力を入れ始めたキューバですが、本書では渡航者のための現地情報も多く掲載されています。キューバを訪れる予定の方、必読です。